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2013年11月 4日 (月)

口頭試験対策2 (体験論文作成及び論文再現)

こんにちは、 autobahnです。 今回は、口頭試験の対策について書きます。 長いことブログのアップができていませんでした。気が付くと2か月間まったくアップデートしていませんでした。早いものです。

さて、先日二次試験(筆記)の合格発表がありました。合格された方おめでとうございます。私の場合は、H23年の10月に筆記の合格発表でした。この時自分の受験番号を見たときは、一瞬目を疑いました。合格通知が来るまでは、合格番号一覧表と受験番号を携帯して、間違ってないことを常に確認していたものでした。(ぬか喜びしたくありませんからね)。
受験番号が無かった方は、来年の受験に向けて準備を初めてください。一部セミナーでは、募集が始まっています。
  • 第8回は、口頭試験に向けた体験論文と論文再現の確認です。
今年度より、体験論文は無くなり口頭試験時間が短縮されました。口頭試験時間が約20分になったことで喜んでいる受験生が多いと思います。しかし、45分の口頭試験を経験した側からみると、回答失敗した場合の対策が取れない可能性が高いと思います。よって、予想される質問等については、準備しておく必要があります。
口頭試験では、技術士としての適格性を主眼においた、筆記試験の答案及び業務経歴についての口述により、技術的体験を中心とした経歴、応用能力(課題解決能力)が判断されます。また、これ以外に適格性として技術者倫理と技術士制度が問われます。短い時間内での口頭試験になりますので、以下の準備を行うことを勧めます。
  • 1.技術体験論文の作成
提出不要ですが、これまでの技術的体験の中で2つ程度ピックアップして以下の内容に従ってまとめておきましょう。技術的体験内容は、受験票に記載した内容であることが必要です。体験論文は、
① 課題(背景も含めて)
   ・製品開発または業務を行う上でどのような課題があったかを、背景を含めて書きます。
② その時の立場と役割
   ・その業務を行う際の立場を明記します。(製品開発のリーダ、マネージャとか)
③ 問題内容
   ・課題を噛み砕いて、具体的な問題が何であるかを記載します。ここは、どのよう
    な問題であるかを少し説明する必要があります。
④ 対策とする技術的提案
     ・その問題に対して行った具体的な技術的提案を論述します。もちろん、受験生が
    行った提案、施策等を論じる必要があります。
⑤ 技術的成果
     ・その技術的提案でどのような成果がでたかを記載します。この時重要になるのは、
    必ず数値で明記することです。また、成果は、金額又は期間(時間)で表記すること
       です。
       口頭試験では、必ず質問されます。あらかじめ確認しておく必要があります。
 口頭試験では、以上のように技術の”応用能力””課題解決能力”の観点より質問が行われます。よって、何を課題として捉え、どのような考えで解決策を導き出し、どのような施策を行い、成果がどれだけあったのか?を確認してきます。また、この内容を説明しても試験官が理解できないと意味がありません。相手が理解できる表現で説明することが必要です。
  •   2.論文試験の回答(課題解決能力を問う問題)
 筆記試験にて作成した論文についても、今年から口頭試験に問うことが大綱に記載されています。よって、作成した論文に何を記載したかを明確にするため、再現しておく必要があります。既に3か月程前なので再現していない方は忘れているかもしれませんが、思い出してください。(試験問題シートのメモ等をみながら)その回答内容について、上記に記載した①~⑤までの内容を用意しておく必要があります。特に、④と⑤は、必ず聞かれると思っておいてください。
 口頭試験では、この課題解決能力について確認してきます。質問に回答できないと能力が無いものと判断されてしまいます。また、あとで別の解決方法が良かった場合には、「試験時はそのように考えて論述しましたが、その後に再度考えた結果別の解決方法がありましたので、そちらを解答いたします」でも良いかもしれません。ただ、良否については、試験官の判断になるので明確にはいえません。回答に困って黙るよりは、いいと思います。
 口頭試験は、例年ですと12月より開始されます。なので、まだ、1か月あるので十分時間があります。口頭試験の難易度は、試験方法が変わったので確かなことは言えませんが、70-80%の確率で合格になります。この合格の枠に入るよう今から対策が必要と思います。
 口頭試験対策については、セミナー各社,企業内技術士会,SUKIYAKI塾などがあります。どこも、申し込みが多くなっていますので、希望される方は早めに申し込みされたほうがよいと思います。
  • 最後の難関を必ずパスして、プラチナチケットを獲得しましょう!
合格を信じて、最後まで気を抜かず全力で対応してください。
次回は、口頭試験での技術士制度、倫理の面よりお話します。

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