口頭試験対策2 (体験論文作成及び論文再現)
こんにちは、 autobahnです。 今回は、口頭試験の対策について書きます。 長いことブログのアップができていませんでした。気が付くと2か月間まったくアップデートしていませんでした。早いものです。
さて、先日二次試験(筆記)の合格発表がありました。合格された方おめでとうございます。私の場合は、H23年の10月に筆記の合格発表でした。この時自分の受験番号を見たときは、一瞬目を疑いました。合格通知が来るまでは、合格番号一覧表と受験番号を携帯して、間違ってないことを常に確認していたものでした。(ぬか喜びしたくありませんからね)。
受験番号が無かった方は、来年の受験に向けて準備を初めてください。一部セミナーでは、募集が始まっています。
- 第8回は、口頭試験に向けた体験論文と論文再現の確認です。
口頭試験では、技術士としての適格性を主眼においた、筆記試験の答案及び業務経歴についての口述により、技術的体験を中心とした経歴、応用能力(課題解決能力)が判断されます。また、これ以外に適格性として技術者倫理と技術士制度が問われます。短い時間内での口頭試験になりますので、以下の準備を行うことを勧めます。
- 1.技術体験論文の作成
① 課題(背景も含めて)
・製品開発または業務を行う上でどのような課題があったかを、背景を含めて書きます。
② その時の立場と役割
・その業務を行う際の立場を明記します。(製品開発のリーダ、マネージャとか)
③ 問題内容
・課題を噛み砕いて、具体的な問題が何であるかを記載します。ここは、どのよう
な問題であるかを少し説明する必要があります。
④ 対策とする技術的提案
・その問題に対して行った具体的な技術的提案を論述します。もちろん、受験生が
行った提案、施策等を論じる必要があります。
⑤ 技術的成果
・その技術的提案でどのような成果がでたかを記載します。この時重要になるのは、
必ず数値で明記することです。また、成果は、金額又は期間(時間)で表記すること
です。
口頭試験では、必ず質問されます。あらかじめ確認しておく必要があります。
口頭試験では、以上のように技術の”応用能力”、”課題解決能力”の観点より質問が行われます。よって、何を課題として捉え、どのような考えで解決策を導き出し、どのような施策を行い、成果がどれだけあったのか?を確認してきます。また、この内容を説明しても試験官が理解できないと意味がありません。相手が理解できる表現で説明することが必要です。
- 2.論文試験の回答(課題解決能力を問う問題)
筆記試験にて作成した論文についても、今年から口頭試験に問うことが大綱に記載されています。よって、作成した論文に何を記載したかを明確にするため、再現しておく必要があります。既に3か月程前なので再現していない方は忘れているかもしれませんが、思い出してください。(試験問題シートのメモ等をみながら)その回答内容について、上記に記載した①~⑤までの内容を用意しておく必要があります。特に、④と⑤は、必ず聞かれると思っておいてください。
口頭試験では、この課題解決能力について確認してきます。質問に回答できないと能力が無いものと判断されてしまいます。また、あとで別の解決方法が良かった場合には、「試験時はそのように考えて論述しましたが、その後に再度考えた結果別の解決方法がありましたので、そちらを解答いたします」でも良いかもしれません。ただ、良否については、試験官の判断になるので明確にはいえません。回答に困って黙るよりは、いいと思います。
口頭試験は、例年ですと12月より開始されます。なので、まだ、1か月あるので十分時間があります。口頭試験の難易度は、試験方法が変わったので確かなことは言えませんが、70-80%の確率で合格になります。この合格の枠に入るよう今から対策が必要と思います。
口頭試験対策については、セミナー各社,企業内技術士会,SUKIYAKI塾などがあります。どこも、申し込みが多くなっていますので、希望される方は早めに申し込みされたほうがよいと思います。
- 最後の難関を必ずパスして、プラチナチケットを獲得しましょう!
次回は、口頭試験での技術士制度、倫理の面よりお話します。
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